古代の王宮、シギリヤ・ロック(Sigiriya Rock)
コロンボから、車で約3時間のところに、世界遺産、古代の王宮シギリヤ・ロック(Sigiriya)があります。日本人ならスタジオジブリ宮崎駿監督の作品「天空の城ラピュタ」をご存知のかたが多いですよね。前に一度友人から見せてもらったシギリヤの写真は、まさにラピュタのような場所でした。😊
早朝、コロンボを出発
観光ドライバー歴の長い友人のおじさんに運転をお願いし、早朝にコロンボを出発。ひたすら北へ北へ出発です。
街の道路の様子
スリランカの道路事情は、日本と全く違います。道路にはあちこちにトゥクトゥクが、時速40kmくらいでトロトロ走っています。スリランカ人にとってトゥクトゥクは、手軽なタクシーとして生活の足です。通りで人を乗せて急に道を割り込んできたり、また、急に停車もします。しかも首都コロンボ以外は、片側1車線の狭めの道路がほとんどで、まともに走っていては道中大変なロスタイムになってしまいます。早く着くかはドライバーのテクニック次第です。🚙💨
ということで、頼もしい友人のおじさんにドライバーをお願いし、追い越せ、追い越せのカーレースさながらに、無事、お昼すぎにシギリヤに到着しました。おじさんありがとう!
余談ですが、スリランカのこの交通事情だからこそ、F1で活躍しているレーサーが多く排出されているのかもしれません。🏎💨💨
世界遺産、シギリヤ・ロック
そして到着した、5000年以上も前につくられたという、シギリヤの遺跡。
エントランスから岩の宮殿まで真っ直ぐな道を進むと、ライオンの足の門があります。その足の間から岩の上に続く階段をのぼります。
岩の真下にあるライオンの足の間の階段をひたすらのぼります
階段にはたくさんの人!ここをのぼっていきます
巨大な岩の上には、宮殿がつくられ、王様が住んでいたと言います。水を溜めたプールや水路がつくられ、栄華を極めた様子がうかがえます。どうやって地上150mのこの巨大な岩の上に水を組み上げていたのでしょう。どうやってここまでこの宮殿の建物となる建材を運んでいたのでしょう。
階段を中ほどまで上ったところ、下を見ると怖い〜😂
シギリヤ・ロックの上は、強風が…!!!
岩の頂上には宮殿の跡が…まるでダンジョンです
岩の下には巨大な城下町跡が広がり、まるで図面をひいてつくったかのようにプールや水路が整備され、かつて城壁だった塀や堀もあり、多くの人が住んでいた都市の様子がうかがえます。また、鉄の鋳造技術もあったというから驚きです。
木々の間に猿の親子がいて遊んでいます。まさに天空の城ラピュタに迷い込んだようです。
どうやってこんなに立派な都市をつくったのでしょう。そして、どうしてこの都市は滅びてしまったのでしょう。その謎に思いをはせます。
ここで演説やコンサートなどが行われていたのでしょうか
オーディエンスホールと書かれています
ラピュタに迷い込んだよう…
岩に刻まれた四角い印は、古代の人にとって階段だったのでしょうか
大きな岩の間に続く、頂上への階段
ここに来て、やっとこのシギリヤ・ロックのすごさがわかりました。ジャングルを車で進んだ先に突然ひらけたシギリヤの遺跡。ここに古代文明があったとは驚きです。どうやったらこんな大きな街や宮殿がつくれるのでしょう。全ては謎のまま。。。
【シギリヤ・ロックは世界遺産に登録されています】
・名称:シギリヤ・ロック
・住所:Central Province, Matale District
・UNESCO URL:http://whc.unesco.org/en/list/202